カルトゥーシュいいな

カルトゥーシュいいな

本の抜粋の羅列なので楽しくないと思いますが、こうしてなぞることで思考の整理と次のデザインの案をいろいろやってます。

 

 

Egyptという英語はギリシア語の「アイギュプトス」から来ており、このギリシア語は古代エジプト語の「フウト・カア・プタハ」、すなわち「プタハ神のカア(霊)の館」に由来する。人気の高いプタハは古都メンフィスと結びついた神であり、職人の守護神でもあった。

 

 

いささか醜いが、強く、猛々しいベス神は、エジプトの家庭の守り神として人気があった。ずんぐりした体に、人間とライオンのような特徴をあわせもち、悪霊を追い払うと考えられていた。多くのエジプト美術と異なり、真正面を向いた姿で描かれることが多い。恐ろしげな要望を存分に誇示する姿勢である。

 

平均的な古代エジプト人は、出生時と幼年期を乗り越えることができれば、30歳から35歳まで生きる可能性がある。死の原因は、病気、仕事中の事故や戦闘など、数えきれないほどあった。現代医学とワクチン接種で簡単に治療できる様々な感染症や病気を含む、多くの比較的単純な疾患が命取りとなるおそれがあった。寄生虫や眼病といった、人生を惨めなものにしかねない病気も珍しくなかったし、各種のがんの痕跡もミイラの中から発見されつつある。

 

 

エジプトの王はいくつかの名前と称号をもっていた。一般には特に二つの名前で知られ、エジプト学者が「カルトゥーシュ」と呼ぶ細長い楕円形の枠の中に、この名が刻まれた。ひとつは誕生名で、もうひとつは即位する際に選ばれた名前である。この二つの名前は現代の学者にとっても都合がいい。たとえば、アメンホテプという名の王は4人、ラメセスという名の王は11人もいるので、二つ目の名前によってそれぞれを区別することができる。現代の学者は、トトメス3世、アメンホテプ2世というように番号で区別する傾向がある。

 

 

カルトゥーシュが出てきました。

候補①だな。

 

 

 

古代エジプト人の24時間

ドナルド・P・ライアン著

市川恵里訳

 

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