最初のアルファベット(発生期のこと)

最初のアルファベット(発生期のこと)

こんにちは。

帯留専門店&ENAMELの店主アユカワです。

着物専用のジュエリーである帯留ですが、伝統的な模様に飽き足らず世界中の紋章のデザインを掘り起こして帯留にしています。

 

そのために古代史の文献などを漁るのですが、いま読んでいる本に最初のアルファベットについて書かれていたのでそれをご紹介します。

下調べでネットニュースや記事を見ましたが、たぶんそこに載ってないので日本ではあまりニュースにならなかったものと思います。

 

一般的には紀元前9世紀(今から)ギリシャ人は文字を持っておらず、地中海の西の沿岸に住んでいたフェニキア人から文字をもらってギリシャ語を作り、それがアルファベットのもとであった、とのことです。

が、1999年に新しい発見がありました。

紀元前1900何頃(今から)にエジプトのテーベの都市近く、「恐怖の谷」と呼ばれる場所があり、そこにそびえる石灰岩の崖に銘文が刻まれていて、それはヒエログリフではあったものの、もっと単純化して習得しやすい形だったそうです。

 

こういった古代の記号を岩に刻んだのはエジプト人ではなく、たまたまこの地にやってきた外国人で、ヒエログリフの文字の有用性を見て、それをもとにしたアルファベットを編み出したのだと推測されているようです。

 

大方の学者の説明によれば、フェニキアからギリシャ、ローマへ伝わって、そこから全世界に広まったとされるアルファベットはすべて、ヒエログリフを基にしたそれから始まる。

 

ということで、先に見たフェニキア人がギリシャ人に伝えたものも、ヒエログリフが変化したものの、その途中のものだった、ということでした。

 

 

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