着物、失敗しても大丈夫

着物、失敗しても大丈夫

こんにちは。

4連休ってほんとうに体力を消耗します。&ENAMEL店主のアユカワです。

 

着物って、自意識過剰から解放されるひとつの手段になります、という話をします。

初めて着物を着る人がぶち当たるのが、

  • うまく着られない
  • これで合ってるか分からない
  • 人からどう見られるかこわい

こんな心配や不安です。

YouTubeで着方を見て、または友人から教えてもらっても、手を動かして、着るのはあなた自身です。

だから余計にこわい。見てるだけならね、そんな風に思うこともないのですが。

 

そもそも洋服を着るとき、どんな気持ちで着てますか。変に目立たないように、まわりから浮かないように、

こういう服が「必要」だから買って、着ている。

そんなことありませんか。

 

着物はまず

「必要じゃない」

ですよね。誰もあなたにそれを着てほしいと思っているわけじゃない。

着たいと思っているのはあなたやわたしです。

だから、この時点でまわりから浮かないようにトレンドを意識したり、シャツの裾の前だけをパンツにインするみたいな着方の小技を真似してみたり、みたいなのは無理です。あきらめましょう。

その代わり自分の着たい着物を選んで、自分の着たいように着ましょう。

たぶん、最初は「正解」を探すと思います。

これは大事です。季節感と格が合ってるかどうかは、はずせません。

これは着物の最低限のルールであって、「友だちと一緒にいて浮かないかどうか」とはちがいます。

最低限のルールを知った上で、どう着たいかは自分で考えましょう。

 

 

自意識過剰って、自分がまわりからどう見られているか、どう思われているかを意識しすぎる状態のことです。

その出発点は、「わたしは優れているはずだ」という自分への期待です。

それを周囲の人に反映させて、「この人は優れている」とまわりの人に思われたい、思っているはずだ、と信じたい。

そうやって自分がつくった幻想に現実の自分が追いついていない気がして、どう見られているかが気になるわけです。

周囲の人、あなたに着物を着てほしいなんて思っていないのだから、好きなようにやって大丈夫です。

反対に失敗したなと思っても大丈夫。

そのままの自分を受け入れれば良いだけです。まわりは関係ない。

 

着物を選ぶときは「好き」なのか「必要」なのかを間違えないようにしましょう。

選んだときの視点に「必要」が入っていると、まわりから評価されます。

不思議な現象ですが本当です。

「好き」はあなただけのものだから評価や批評はできないけれど、「必要」かどうかはみんなが判断できるので、同じ土俵に立ってしまうから評価できてしまうんです。

その帯ちょっと派手すぎない?とか、長襦袢の衿、出しすぎじゃない?とか。

 

好きで選んだのか、必要だから選んだのか、よく見極めましょう。

そのうち、自意識過剰の気持ちが薄らいでいきます。いやいや無理、となっても、それでも気にしすぎが止められない、というパニックにも似た気持ちは少しおさまるはずです。

 

着物を着ることは、自分を考えることにつながります。

着物、着ましょう。

勇気が出ないなっていうときは、帯につけるジュエリーで応援します。

それでも不安な気持ちはLINEで教えてくださいね。

アドバイスもするし、ただ聞くこともやってます。

 

 

 

 

 

 

 

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