着物姿を垢抜けさせる筋肉は1におなか 2におしり

着物姿を垢抜けさせる筋肉は1におなか 2におしり

こんにちは。帯留専門店&ENAMEL(アンドエナメル)店主のアユカワです。

 

 

洋服が似合わない気がしてなんとなく着物着てみたい…と思っている皆さまに悲しいお知らせをしなければなりません。それは、

たぶんそのまま着ても着物も似合いませんのです。

 

 

もちろん、諸々のご事情があるでしょう、よくわかります。わたしにだってありました。ジーンズの股が裂けたときにはもう一生ズボンが履けないんだと泣きました。

 

 

 

そんなに深刻でなくとも、着物を着たときに着付けはうまくいったはずなのになんか変な感じがする、うまく歩けない…となったとき、振り返ってみたいのが、

姿勢大丈夫?

てことです。

 

 

着物と帯のバランスなども大切なのですが、自分のことを若い(おばあさんではない)と思うなら、姿勢を保つこと、その筋肉をつけることです。

いろいろ偉そうに言いますが、本を読んで勉強はするもののこの辺は私の実体験の方が大きいです、なので分かりづらいところもあると思います、ごめんなさい、でも読んでほしい。

筋肉はひとつめはおなか、もうひとつはおしりです。

①おなか(腹直筋の下部)を鍛える

腹直筋の下部です。

ここが緩んでいるとぽっこりおなかになるそうですが、着物を着ているときも姿勢の崩れにつながっていて、帯の下おはしょりあたりの場所が前に突き出して見えます。

かわいくないです。

着物を着て立っているときに意識するのは、体の表面についているおへそをおなかの中心部に入れ込むように力を入れること。

丸まっていた背骨もすっと伸びてきます。

でもずっと意識してるのは無理なので、ちゃんと腹筋して鍛えましょう。

②おしり(大臀筋と中臀筋)を鍛える

大臀筋と中臀筋あたりです。

おしりの筋肉がうまく働かないと、歩くときに太ももの筋肉を使って体を前に出すようになります。

脚が先に出て上半身が遅れてついていくような歩き方は、着物を着てると本当に歩きにくい。

加えておしりがダラっと下がるので着付けのときに多めに補正を入れなくちゃいけなくて、余計に太く見える、汗をかく、歩きにくい…となってきます。

おしり鍛えましょう。

スニーカーの外側がすり減るような歩き方してると、パンプス履くのも大変ですが、草履で歩いたとき気になります。偉そうに見えるか、つらそうに見えるかします。

鍛えましょう。

痩せるし、着物で歩いたとき綺麗に見えるように!

それで、ここからいきなり営業です。

おなかが前に出て、おしりが下を向いているのって気をつけていないと頭から飛んじゃうのですが、帯締めして、帯留していると少しだけしっかり気をつけていられます。

帯締めが地面と平行、または前下がりになっているか。帯は少し前下がりだと素敵、と言われるので。

そうすると、自分の目線からだと、帯揚げの結び目が潰れず見えて、帯留の金具も見えます。

おなかぽっこりだと、帯揚げが帯に隠れて、帯留の表面が見えます。

 

これ、特にオーバーにやってるわけじゃありません。下の画像は、右脚に体重をかけてちょっと休めの姿勢をとった、くらいの感じです。お洋服ならこうやって雑誌に載ってることもある。男子ならちょっとカッコよく見えるくらいの立ち姿。

でもそれだけなのに、せっかくの帯揚げ隠れちゃうしなんか垢抜けないです。

ふとした瞬間、帯揚げと帯留で自分の姿勢を確かめて、直す。

 

帯留って完全にジュエリーで、「役に立つ」ものではないんですが、こういうときの目安にしてもらうのも良いかなと思います。

良ければご参考に!

 

 

 

 

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