次の帯留は募金つきにします

次の帯留は募金つきにします

こんにちは。

水道管が破裂するかもしれないくらいまで気温が下がって、水抜きをし忘れた朝のトイレがこわい&ENAMEL店主アユカワです。水って出なくなりますからね。当たり前じゃないんですよね。

さて本日は次の帯留について。ずっと試作しているんですがなかなか決まらず、商品一覧が寂しい状態を続けています。

が、どうするか大体決まってきたのでこっそりここで書くことに。

 

次の帯留のテーマは

「ウクライナ刺繍」

売上の三割を寄付

することにしました。

 

 

 

世界中でかなしいことが起こっています。

東日本大震災当時、宮城県で被災したわたしとしては、昨日まであったものや笑い合った人が失われていくことがどういうことか、知っているつもりです。

 

 

東日本大震災の発生から12年の時点で、震災関連死を含む死者は22,212名。

ここにわたしの祖父や友人も含まれています。

学校や文化施設も、田舎なので少ないけどこわれました。

 

 

一方、2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻では、1年9ヶ月が経過した時点でウクライナ兵の死者だけで24,500名、民間人を含む死者の総数は3万人を超えたと発表されています。これはウクライナの市民団体の発表で、もっと多い調査結果もあるようです。

 

 

え?信じられない。

 

あの人もこの人も死んじゃった、もう経験したくもないあの地震を超えているなんて。

 

 

 

ウクライナの国によせる気持ち

ウクライナは穀倉地帯として世界中の胃袋を支えていますが、同時に歴史と文化の豊かな国でもあります。

学校や劇場、世界遺産に暫定登録されている教会などが被害を受けています。

 

着物という文化を、正攻法ではないにせよ次の世代に残そうと思っているわたしにとって、この「文化が受け継がれない」ことは心が痛いことです。

文化財に対して意図的な攻撃がおこなわれていることは、複雑な歴史をもつウクライナ人のアイデンティティーに対して攻撃を仕掛けていることと同じ、なのだそうです。

 

 

 

今回の帯留のデザイン

そういったことをふまえて、今回の帯留は作られています。

ウクライナ刺繍はただの美しい布ではなく、幾何学模様や花をかたどった紋様はそれぞれに意味があり、まとう人を守ります。

その紋様からひとつを選んで、針と糸ではなく金属でつくりました。

 

詳細はもう少し後になると思います。

 

 

 

寄付について

そして、考えていたことのもうひとつが、この商品の売上は寄付しようということです。

 

寄付先は、いろいろ見ましたが、国境なき医師団に決めました。

命を救うとともに心のケアを専門とする医師の活動を支援したいという気持ちからです。

 

もっと情勢が変わってくれば、文化遺産保護のための寄付に切り替えたいとも思っています。ひとり親世帯も増えたでしょうからその支援もしたい。でもまずは人々の心と身体を優先します。

 

 

じゃあパレスチナはとか、能登地震はとか、もちろんありますけど。それは言わないでくださいね。自分の力の限界は知っているし。わたしはウクライナの刺繍に出会ってしまったから、その繋がりの中で活動します。

 

なので乞うご期待。

 

できれば買ってください。よろしくお願いします。

 

 

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