こんにちは。マンガ大好き&ENAMEL店主のアユカワです。しかし話題のものは見ていない。サムネイルは『ブラックジャックによろしく』からです。
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着物のマンガは、『あさきゆめみし』から『恋せよキモノ乙女』までたくさんありますけれど、ランキングなどいたしません。
わたしのおすすめは断然
『舞妓さんちのまかないさん』
です。
※とうとう最終回を迎えました!!!
小山愛子先生の作品でサンデーに掲載されています。企画:川村元気、監督:是枝裕和で、Netflixでもドラマ化されました。
京都の花街。舞妓さんたちのおうちである屋形が舞台で、幼なじみと一緒に青森から京都にやってきたキヨちゃんが主人公です。キヨは16歳ながら屋形の食事を担当する「まかないさん」として働いていて、美しくも普通の女の子である舞妓さんたちの胃袋を支えています。
料理マンガであり、着物のマンガです。
もうぜひ、着物を着た姿を見て欲しい。
舞妓さんの着物姿、からだの動かし方がとにかく良い。「着物」がすてきなのはもちろんだが「着物を着た人」が最大限すてきに見える絵なのです。
舞妓さんがお座敷にあがるときの衣裳は、裾引(すそひき)という丈の長い振袖で、肩上げ、袖上げがしてあります。七五三とかでもする、幼い子どもが大きめの着物を縫って着るやつです。舞妓さんはある意味「幼さが売り」だったので、そんな仕掛けがほどこしてあります。
それに「だらりの帯」をしめます。5メートルあるそうです。ひとりじゃ着物を着られないので男衆(おとこし)さんにしめてもらいます。
…といった描写の細かいところがちゃんと絵でわかるように描いてあるのだからすごい。
仕込みさんという見習いから一年、二年経って髪にさすかんざしがどう変わっていくかとか、絵柄はシンプルですけど描き込み量がすごいという謎の画力です。
屋形のおかあさんは舞妓さんたちのおうちの主で、舞妓たちのプロデューサーみたいなもので、本当のお母さんのように厳しく優しく女の子たちを育てています。基本的に着物で、キヨちゃんがいる屋形のおかあさんも普通のお着物を着てます。
それがまた良い良い。美人で若い。若いおかあさんは珍しいことなのも話のなかで語られていきます。
このおかあさんの振る舞いが、普段着として着物を着る自分の目指すところです。きっと『あさきゆめみし』や『はいからさんが通る』で得られない栄養をみなさんに摂取させることでしょう。
ちなみに、『舞妓さんちのまかないさん』の前に小山先生が連載していた『ちろり』も是非に是非に読んでいただきたい。
こちらは明治時代の横浜が舞台で、着物の柄も違うし主人公の動きかたがユラユラしていて可愛いです。
とにかくあれです、
着物を着たときの動きかたをみる、という点でオススメ
なのです。
余談ですがサンデーのwebマンガアプリは、他のに比べて最新のマンガが読める数が多いんじゃないかな。『舞妓さんちのまかないさん』もかなり最近のものまで読めます。『名探偵コナン』もたくさん読めます。