こんにちは。&ENAMEL店主のアユカワです。
今日から新しい帯留のことについてお知らせしようと思います。
どうにも思いが先行して形が伴っていないことについては自分でもどうかと思ってます。が、少しずつ成長していく予定です。
最近、着物で自分を表現することについて書いてます。
ただ、着物を着る。
憧れているから着る。
マンガや映画をみて影響されて着る。
そこからスタートしたひとがぶつかる壁があるようです。
憧れていた世界と自分が生きている世界が違うので違和感が出てしまう。
マンガや映画はあくまでマンガや映画で、それを現実にするとコスプレみたいになってしまって居心地が悪い、恥ずかしい。
着物を着て、よりステキな自分になりたい、憧れに近づきたいと思っても、現実が着物を着た自分を受け入れてくれない。
友だちとカフェに行ったり、彼とデートしたり、せっかくの機会に頑張って着付けしたい!と気合を入れる反面、
「えー!着物着てきたの?すごい!」
「わ、となりを歩くの緊張しちゃうよ」
そんな反応かも。
これじゃ、自分がほめられるには何か足りないし、気まずさが伝わってくる。
恥ずかしくて、大げさな感じがして、何か言い訳がないと着物を着られない。
そこに着物を着る意味をつくりたいな、と思って始めたのが&ENAMELの帯留です。
着物を着ているといろいろな理由で着物を着たいひと、着物を着られないひとに出会います。
みんな…きちんとしていて優しいひとが多いです。
話していると子育てのことや自分の仕事のことにまっすぐ向き合っていて、それでいて世界で起こる問題を憂いているものだな、と思いました。
控えめながらも深い話に入れる。
ウクライナ、パレスチナ、今年に入ってからは能登地震…自分ひとりの力ではもうどうしようもないと思ってしまいそうなのに、絶望して立ち止まってしまうこともなく、変に先走ることもなく、何かしたいと思っている。
あ、話すのっていいな、と思いました。
意見が衝突するのはやんわり避けたいけれど、それでも話すこと自体はどんどんしてった方がいいな。
ということで、それを促す帯留をつくれたらいいじゃん、というのが今回の出発点です。
次回は、じゃあどんなものをテーマに選んだのかという話。