こんにちは。
最近オーディブルでハリーポッターを聴きながら作業を進めてます、&ENAMEL店主のアユカワです。読書は大好きですが、耳で本を聴くのはまた違った良さがありますよね。風間杜夫さんの朗読がまた良くて!ロンが話すといかにもロンっぽくて!昨年末から始めたのですが完全にはまってます。みなさまも良ければ。
さて、昨日こんな本を読んでました。
中は美しくて自由なジュエリーがたくさん出てきます。
ただじっくり読んでいたのですが突然
帯留ってコスチュームジュエリーなのでは?
と思ったのでした。
コスチュームジュエリーとは
そもそもコスチュームジュエリーとは何か、ということをこの本の「はじめに」から引用しますと、
宝石や貴金属を用いたファイン・ジュエリーに対して、
それらを用いないで作られたイミテーション・ジュエリーのこと。
合金、ガラス、模造パールなど素材はじつにさまざま。
その時代の流行の服や世相に合った素材やデザインのものが
次々と打ち出されてくるのが、コスチューム・ジュエリーの特徴です。
とのこと。
この定義だと「なんだニセモノか」みたいな感じですが、
しっかりCHANELやDIORのコレクションが紹介されています。
ひとつぶ1億円のダイヤモンドを使ったネックレスを作るのではなく、人造のガラスでたくさんの人の手に渡るようにする。
宝石に合わせるんじゃなくてデザインを先に考えられるので自由で挑戦的で一目見たら忘れられない形に作れる。
一流ブランドの職人技術で作ることもできるし、ハンドメイド作品にも名作が生まれる。
こういうものなんです。
コスチュームジュエリー展のポスターを目にした方もいらっしゃると思います。
昨年の10月から12月まで東京で開催されてましたね。2月からは京都に巡回するみたいです。またコレクションの持ち主である小瀧千佐子さんのInstagramにもときどきコスチュームジュエリーが投稿されています。ご本人はヴェネチアンガラスの研究家でもあるのでそちらも見逃せない美しさ。
それで、戻るんですが、
ここまで書いてやっぱり、
帯留ってコスチュームジュエリーだよね?
と思うわけです。
わたしは七宝焼のもの作りますが陶器やガラス玉で作る作家さんもいるし
結婚式とか舞妓さんの使う帯留じゃなく、普段着物を楽しみたいっていう思いからスタートしてデザインされているし
高い加工技術をもつ職人も、ミンネで売ってるハンドメイド作家さんも平等に参戦している
着物に合わせたジュエリーなんてど真ん中だと思いました。SDGsの観点にも合うし。
伝統だけが大事なわけじゃない。堂々とつけていきましょう。
今日はこんな感じで。