パラケルススの星座印章について:蟹座①

パラケルススの星座印章について:蟹座①

こんにちは。最近フランス語を勉強し始めた&ENAMEL店主のアユカワです。

とにかく続けることが最重要と思って、ものすごーく細切れにやってます。これが自分には合ってることに気づいてひとりで喜んでいます。

 

さて、今日から蟹座。

ちょっと短いです。訳もすっきりしている模様。

 

The Sigil of this Signe is made of most pure Silver, in that hour when Sol enters the signee Cancer, (which uses to be about the 10 or 11 day of June) but when the Moon is in a good Aspect, and not afflicted by any evil Planet, these Figures must be engraved in the hour of the Moon when she is increasing: in the same hour they must be begun, and finished; or else the whole labor is in vain.

 

 

このサインのコインは、太陽が蟹座に入るその時間(6月の10日か11日ころ)に、最も純粋な銀で作られます。

 

月が良いアスペクトにあり、いかなる邪悪な惑星にも苦しめられていないときには、これらの図形は月が満ちていく期間に彫られなければなりません。

 

月が満ちていく間にはじめ、終わらなければ、すべての労力が無駄になってしまうでしょう。

 

解説

もっとも純粋な銀とはどんなものだろうか。

純度100%の純銀は、いまのアクセサリー業界では使いません。柔らかすぎるから。

シルバー925といって、銅が7.5%ほど含有しているものが、純度の高いシルバーとして使われているのが一般的です。

 

ルネサンス期は銀の精製はどれくらい高度にできたのでしょうね?柔らかすぎるコインが作られたのだろうか?

 

 

ところで

コインの中をよく見てませんでしたが、オモテのコインには蟹座の星座記号が入ってますね。

見返したら双子座にも入っていました。けど牡羊座、牡牛座、その後のを見ても…?入ってる?ちょっとよくわかりません。

 

「AVLORICET」はラテン語で「繁栄する」という意味のようです。

そうか、ラテン語の勉強もしなくてはならないのか。

見知らぬ文字を見ると怯んでしまいますね。ただ触れるだけなら楽しいのにね。

 

Wikipediaの「錬金術」の項に、エリクサーの話が出て来ます。

エリクサー(錬金霊液、エリクシル)は、賢者の石と同じように金属変成や病気治癒を可能にする霊薬である[49]。ジャービルはエリクサーを瀕死の病人に飲ませ容態を回復させたと伝えられている[50]。パラケルススは錬金術の知識を医学に応用し、人間の健康を守る薬を求めた[25]

 

パラケルススは賢者の石とか、エリクサーとか、いかにも魔法っぽいとかゲームっぽい話の中に出てくるんだと初めて知りました。

本人は大真面目に医学の研究をしていた感じを受けるのですが、後世から見ると医学とオカルトは紙一重ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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