こんにちは。
射手座をはじめてから蠍座を飛ばしていたことに気づいたので、これをまとめたあとに蠍座追加します。
We are again forced to complain of envious and perfidious men, who envying that in others, which they have not themselvs, leave nothing perfect; that it may the second time appear in this Book, that their strength and power is taken away, as above is done concerning the signe Gemini; By the Protestation of the same Author, in this Chapter, when he saith, That this is the second Seal which he esteemed to be most powerful in the Medicinal Art. The envious therefore labor in vain; for whether they will or no, he will bring into light every thing that they have taken away out of the Books of Theophrastus Paracelsus. For that Author before his death did prudently inclose those Books in divers places in Walls; so that if after his death, they were lost in one place, they might be preserved in another, for good men; lest that if any should come to the envious hands of wicked men, should be perpetually lost, or torn in pieces. Hereby they were preserved for us whole, that in due time the lives of wicked men, loving nothing but themselves, may appear out of darkness.
我々は、妬み深く不誠実な者たちにもう一度苦言を呈さざるを得ません。
彼らは、自分たちが持っていないものを他者に妬み、何一つ完全なものを残しません。この書物において、双子座に関して上記のように行われたことで、彼らの力が奪われたことがもう一度明らかになるかもしれません。
この章において、同じ著者が、これは医療技術においてもっとも強力であるとした第二の印章であると述べていることによります。それゆえ、妬む者たちは無駄な努力をします。
彼らが望むと望まざるとにかかわらず、彼はテオフラストゥス・パラケルススの書物から彼らが取り上げたあらゆるものを明るみに出すでしょう。というのも、その著者は、生前、これらの書物を賢明に、城壁のさまざまな場所に封じ込めたからです。そうすることで、彼の死後、ある場所で失われたとしても、善良な人々のために、別の場所で保存されるようするためです。それはもし何かが邪悪な人々の妬みの手に渡った場合、永久に失われてしまうか、粉々に引き裂かれてしまわないようにするためです。
これによって、彼らは私たちのために丸ごと保存され、やがて自分自身だけを愛する邪悪な人々の命が暗闇から現れるかもしれません。
解説
あれ?
なんかもうコインの話ではなくなっています。
この本を世に送り出すのにかなりの抵抗勢力がいるのでしょうか。
いそうですね。
パラケルススは論争好き
実際、パラケルススは論争好きだったようです。
それまでの常識とされていた医学知識をよく理解したうえで、まったく新しい学説を唱えました。これまでの医学は「四大元素」でできているという主張でしたが、万物の根源は水銀(液体性)、硫黄(燃焼性)、塩(個体性)からなるとする「三原質説」を提唱したということで、だから金属のコインを作って身につけようということにつながっていきます。
現代の医学がこういう人たちの研究の積み重ねでできているんだと実感するわ。
あてずっぽうに思えることもみんな財産。