こんにちは!&ENAMEL店主のアユカワです。
最近、自分が今日使う帯留を選んでコーディネートしていくことを「帯留活動=bido活」って呼んでます。変?
さて、X見てたら山種美術館で面白い企画をやっていました。
上村松園の描く女性のコーディネート、かわいいですよね?
芸術になじみがないと、
- どこを見ていいか分からない
- どれくらいの時間見ていていいのか分からない
- とにかく何も分からない
となりがちです(バチカン美術館に行ったアユカワです)。
けれどキモノを着る人間になったからには、他人のコーディネートが気になる。
そういう視点で日本画に出てくる女性を眺めると、途端に楽しくなります。
まずこれね。
上村松園「待月」1944年
何このカワイイ顔~~~!
となりますが、着物も良い。長襦袢の赤と白の模様が透けて、見えてるのも良いが、個人的には帯の色合いと金線が好みです。普通に欲しい。
…みたいなことをワイワイやったのが、特別企画「松園作品のお気に入りコーディネート」ということですね。
出せる絵と出せない絵があるので…リンクで見て…。
爽やか系コーディネートが上位にランクインした印象です。夏だからでしょうかね。
女性たちがブルべっぽい顔している気もする。
上村松園「牡丹雪」1944年
これも好き。かわいい。何なら冬場は後ろのお姉さんのような格好をする。
上村松園が描く女性は、着物を着る現代女性の心意気に通じるものがある
この企画は東京・広尾の山種美術館で、上村松園生誕150年記念の特別展に合わせて開催されていました。
特別展は7月27日までだそうで。。。行きたい。
直近だと6/8の朝9:45から、Eテレでも特集されるそうです。
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上村松園は美人画を描く女性画家です。
母に女手ひとつで育ててもらい、自身も未婚の母でありながら、息子を育てています。息子も後に上村松篁という有名な画家に。
アユカワが素敵と思うのは、
本人の言葉として
- 一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵
- 真・善・美の極致に達した本格的な美人画
を念願として描いていたということ。
女性として素敵すぎませんか???
上村松園「母子」1934年 重要文化財
着物を着るって、いま現在は「不必要だけどあえてファッションとして着る」というスタンスが多いので、奇異の目で見られたり、正しい着方かどうか勝手にチェックされたりすることも多いのですが、アユカワはやっぱり、「かわいい服」という選択肢のひとつであると思っていたい。
その心、意気って、ここに描かれる女性の姿にも通じると思っています。
こんな風に着たいよね。
楽しく、かわいく着物を着て行きましょうね!