こんにちは!&ENAMELのアユカワです。
今日、関東地方ではかなりの雨量になっているみたいですね。どうかご安全にお過ごしください。
さて本日は。
トップページから少しずつ変更しています。
ということです。
当店は店主の経験からスタートした、「着物に逃げてきて、そしたらあんまりいい帯留がなくて作った」的なふんわりしたお店だったのですが、しばらく経験を積んでみて、そこに新たな視点が入ってきました。
それは、
七宝焼って雨の日最強じゃない?
ということです。
着物を着るのって、そもそも気合と根性と金と知識が必要で。
みなさんもそうやって少しずつ着られるようになってきたはず。
けど、それだけ楽しめるようになったとしても、雨の日はけっこう憂うつじゃないでしょうか。
お手入れをしっかりしないといけないのに、水や泥ははねるし、いつもより荷物が多くなるし、帰ってきて着物を脱いでからも汚れを落としたりしっかり乾くまでの時間が長かったり、予定になかったのにすごく早くクリーニングに出さないといけなくなった、なんてこともあります。
雨は大敵。
雨の日は、着物を着るのが憂うつ。
でも、七宝焼の帯留がそんな気持ちを支えてくれるのでは?と思い始めたのです。
七宝焼が光に当たるとキラキラして綺麗だけれど、じゃあ雨の日はどんよりくすんでいるのかというとそういうことではないんです。
曇り空の下でもしっとり、静かに光っている。
むしろ艶が増して良い感じ。
あ、これかな、と思うわけです。
「雨でびしょびしょ、何もかも嫌になっちゃう」という気持ちは本当。でも、
「雨でしっとりした着物姿は、けっこう良い」に持っていけるんです。
これは正直、気持ちひとつな部分があると思います。
そうはいっても着た後のお手入れの手間が減るわけじゃないんだから。
でもさ、どうせ着物着ていかなきゃいけないんでしょう?そこまでじゃなくても、せっかくだから着物着て行きたい、と思うシチュエーションなわけじゃないですか。
なら、着ようよ。
力になるよ。
曇り空の下の七宝焼、とってもきれいですよ。
光に透かして初めて輝くレジンみたいなのと違う輝きがある。
他の天然素材の帯留と違って濡れてもシミができたりしないから、簡単に布で拭けばいいだけだし。
もちろん、金属の素地が出てる場所はあるから濡れたまま放っておけば錆びるかもしれないけれど、とりあえず拭くじゃないですか。だから大丈夫。
…というようなことを、もっと押していこうと思っています。
これはお客様から教えてもらったことでもあります。
作っているだけでは気づかない、自分の商品のいいところ。こういうコミュニケーションが取れるのも、ありがたく、また素敵なお客様に囲まれているんだなと思う次第です。
ということで、しばし、変えていきます。
変な言い回しなど出てくると思いますので、お気づきのことはご指摘くださいませ。