こんにちは!
フォーマルな場面でのハイヒールから逃げて着物に来たけど、今はNAOTの革靴を手に入れてどこまでも歩いて行けちゃう&ENAMEL店主アユカワです。
外圧がゆるくなってうれし~
さて、着物に関して一度は抱く違和感
「日本女性は着物が似合う」
について考えてみます。
日本人は寸胴体型=着物が似合う
という論法です。
日本を含むアジア人と欧米人というくくりで比較するのはちょっと嫌ですが、だいたいざっくり説明するのに便利なのがまた嫌。
とにかく、欧米の人は身体の背面の筋肉が発達しています。背中と腰、ハムストリングス。欧米人の足がスラっとして見える理由の一つに、歩く際に身体の身体幹の筋肉を使って足を引き上げているので、下半身の筋肉の使いすぎを防いでいるそうなんです。
一方日本人は、この足を引き上げる筋肉が少ないので、おなかが下に下がり、下半身に負荷がかかり、脚が短く太くなるという流れ。
骨盤が前傾している欧米人はヒップが上向きになるのに対し、日本人は縦にまっすぐの骨盤のためヒップが出ることはなく、だから寸胴体型になる、ということですね。
わかったよ、尻のことはわかった。これはどうしようもないんだね。着物に合うように設計されてるんだね。
では胸はどうでしょう。
こっちはデータありました。
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの研究データより、
集計を始めた1980年はAカップが58.6%と、Aカップが日本女性人口の半数以上を占めていたが、年数が経つにつれサイズが上がり、2018年はAカップ:2.1%、Bカップ:17.9%、Cカップ:26.9%、Dカップ:26.3%、Eカップ:18.8%、Fカップ:6.4%、Gカップ:1.6%と、Dカップ以上の割合が半数以上を占めるようになった。
2022.12.10 JBpressの記事より、下線・強調はアユカワによる
1980年に花の女子高生だった人(18歳)は2023年の今61歳で、…着物似合いそうです。年齢的にも素敵に年を重ねていらっしゃるんだろうことが想像されます。
では今の女子高生はブラサイズがだいたいCかDで、補正がないとお手本のような着物姿にはならないかもしれません。
D以上あったらシワできるよ。
補正しようとすると全体が太くなっちゃうよ。
だから、「日本女性は着物が似合う」は
半分合っているがもう半分は合わなくなってきている
だと思います。
で、ここまでが長い前置きです。
わたしたちは、似合うから着るのか?ということ。
そのためにも洋服のことを振り返ります。
「この服、流行ってるから着てる」なら、嘘
洋服は毎年のように「流行」があります。コロナ禍で迷子になった人もいるけど、逆にいえば流行って何なのか、ってことです。
着物にも流行はあります。着物が当たり前に着られていた頃にもあったし、今、着物を着る人のトレンドはどっちかっていうと洋服MIX気味。
「体形が隠れるから着てる」なら、嘘
自分のからだに自信が持てなくて、それを隠すように着ているなら、自分らしい着方とはちょっと離れると思いませんか。
「自分のことがちょっと好きになれそう」なら、本当
お洋服でもありますよね。胴長だけど、この服を着るとくびれが出て綺麗に見えるようになる、とか。
服って自分をもっと好きになるためのアイテム。
「もっと素敵になるために身体を鍛えようと思う」なら、本当
この服を着たい。もっと素敵な着姿になるためにはインナーマッスル鍛えて背筋伸ばしたほうがいいな。
そんなふうに思わせてくれる服なんて最高。
自分の着ている服に自信が持てない日本中の女性が、自分らしい服を探したり、自分らしい着方を模索していると思いますが、そのためのお守りとして&ENAMELの帯留を使ってくれたら嬉しいです。
無害だけど存在感はあるつもりです。
よろしくお願いします!