足袋のこはぜと足袋カバー

足袋のこはぜと足袋カバー

こんにちは。

今日は足袋カバーについて。わたしの持っているのはこれです。

ストレッチが効いていて、こはぜのない、南天の絵が染めてあるものです。

 

着物を着始めたころはアレもコレも買わなくちゃいけないので後回しになりがちですが白足袋をはいている方はぜひ使いましょう。

 

そもそも足袋カバーとは

足袋の上に履く、足袋と同じ形をしたものです。草履や下駄をはいていると雨や土ホコリが足袋についてしまい、その状態で室内を歩くのはマナー違反で見た目もちょっと悪い。

だから外ではカバーを使います。

出かけるとき、玄関で足袋、足袋カバーをはいて草履をはき、お出かけ先の部屋に上がる玄関で草履とともに脱ぎます。

 

ちなみにこのとき、脱ぐ姿勢がむずかしい。立ったままでも脱げますがバランスを崩しやすいし脱ぐところが他の人から見えない方がいいので、玄関でサッと正座か横座りして、足先を振り返るようにして脱ぎます。

 

さて、じゃあ足袋カバーはどんなものを探しましょうか。

足袋カバーはストレッチが効いているのが良い

むしろ効いてないものがあるかわかりませんが。足袋の上からはくので締めつけが少なくて、伸びるものが良いです。サイズは足袋と同じサイズで良いです。大きいのにした方が良いかどうかはしばらくそれをはいて歩いてみてから考えましょう。

 

足袋カバーにはこはぜはない方が良い

そもそもこはぜってなんでしょうか。

 

これです。

下が足袋で上が足袋カバー。たびには5枚のこはぜがついています。

 

ストレッチ素材が開発されたのは1958年と近年のことで、それまで布が伸びるなんてことはありませんでした。

昔は足袋はヒモでしばって脱げないようにしていましたが、江戸時代になってこはぜが登場したそうです。

とはいえ町人はほぼ裸足に草履だったようなので、例えば東海道五十三次を見てもあまり確たる絵は出て来ませんでした。

脱線しました。

とにかく、脱げないようにするんだったらストレッチ素材が開発された時点でもう役目を半分終えています。足袋カバーに至ってはこはぜの意味がないです。

たくさん売っている、こはぜのない足袋カバーを選びましょう。

 

デザインはシンプルで良い

わたしの足袋カバーには絵が染めてありますが、この絵柄にひっぱられて冬シーズンしか履けません。

これは南天といって花は6月ころに咲くけれど赤い実がつく11月ころからよく使われるものです。

南天(なんてん)→難を転ずるの語呂合わせで、つらかった前の一年を転じて今年は良くなるように、という意味があり正月飾りにもなります。

だから冬しか履けない。他のシーズンは模様のないものを履きます。最初の一枚は何も模様のないもので良いです。

着物のときは靴と違って靴下で外を歩いているようなものなので、冷えるし汚れるし衛生的じゃないと思います。

 

足袋カバー、良ければ検討してみてくださいね。

たくさん売ってるけど一応おすすめリンクをおいておきます。

足袋カバー

 

こういう細かいところが着姿を美しくすると思ってます。

帯留もそういう理由で作ってます。

良ければ見ていってくださいね。

 

 

 

 

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