着物を着る理由づけをしやすくしよう、会話のきっかけになるようなものとして、ウクライナ刺繍の帯留をつくろう、というのがこれまでの話でした。
実際のデザインをお伝えします

↑販売ページにうつります
ウクライナ刺繍のパターンより、ひし形を選びました。ひし形の中でも中に模様がある場合、種まきされた畑を意味します。豊かな大地は何度も支配されて、それでも春になれば耕され、世界中に食べ物を届けてきました。
実際のデザインは白地に赤、白地に赤と黒、白地に青など、刺繍の美しさが際立つ色合いのものが多くまたその色にも意味をもたせています。
当店は七宝焼でおつくりしているので、金属とガラス地が合うように赤・青・白の面に金とプラチナ釉で紋様をのせました。
赤と青の面は暗めで七宝焼の商品としてはめずらしい色合いだと思います。白は奥行きのある透明感を感じていただけます。
その上に大きめの透明釉薬をかけてざらっとした感触をつくり、刺繍した布に触れたときのような盛り上がりを感じてもらえるようにしています。
また、ひし形とはいえ完全な角を作ってしまうと帯や手を傷つけてしまうので、角を少し切ってあります。
裏は真鍮製の帯留金具を使用しており、使える帯締めは三分紐です。平紐で細いものなら使えるものもあるかもしれませんが、基本は三分紐を通してお使いください。
寄付のついた商品です
また、この商品は、寄付つきにしようと思っています。
Instagram、前のブログではお伝えしていました通り、
購入価格の30%を、国境なき医師団に
寄付します。手数料等は当店で負担します。
まだまだ、とにかく命を救う段階にあると思っていますので医療活動ができるように。彼らは心のケアを専門とする医師もいるので、まずそこから始めます。
情勢が変わってきたら文化遺産保護のための寄付に切り替えたいとも思っています。父親を亡くした世帯の支援もしたい。でもまずは人々の心と身体を優先します。
一年に一度または数度寄付して、そのたびにこの場で報告いたします。
わたしたちは何度、ウクライナに気持ちを寄せられるでしょうか。文化的な過ごし方をする一日に、ウクライナの文化にもほんの少し思いをはせるのはいかがでしょうか。
なのでできれば買ってください。よろしくお願いいたします。
&ENAMEL店主 アユカワ