雨コートの袖を閉じたい!

雨コートの袖を閉じたい!

こんにちは。&ENAMELの店主アユカワです。

店主の住む地域は徐々に秋が深まっています。

晴れ→雨→晴れ→雨…と日ごとに変わる天気がもう10日ほど続いていて、繰り返されるごとに最高気温が下がり、最低気温が下がり、となっています。

 

これで外出が雨の日に当たると本当に寒い。気温差で余計寒く感じています。

 

少しでもストレスがないように、ということで、雨コートの袖を閉じたお話です。

 

 

 

雨コートの袖から着物が出る

雨コートって使っておられますか?

着物を濡らさない雨コートの使い方

 

アユカワの雨コートはいただき物なので、サイズが合いませんでした。

とても長かったので裾を10cmほど折り返して縫いました。縫ってみて分かったのですが、裾部分は完全な長方形ではなく、少し裾つぼまりに仕立ててあるんですね。端がぴったり合わないようになっていました。やってみて分かる仕立ての技術。

 

ここまでやって使っていましたが、今度は袖をふったときに着物が出てしまうのがちょっと気になる。


ということでスナップを留めてみました。

 

ボタン留めはしたことがあっても、スナップボタンを今までつけたことがありません。

 

100均でスナップボタンを買いました。

陳列されているのを見て最初はボタンの凹と凸の2つで台紙を挟んでいるって知らなくて、「え?ボタンの片方しかないじゃん!」といって焦り、2軒回りました(アホ)

 

 

袖の空いている部分のちょうど真ん中くらいを目安にスナップボタンをつけました。

お恥ずかしいが自分で商売をしていて今さら恥などないので。

 

見てくださいこの不器用さを。更にちょっと間違えたと思ってもやり直さない怠け具合が加わるのでこんなことになります。失敗した側のボタンはボカしてあります。

 

袖の表面に糸が出ないように、織り込んで二重になっている部分だけに糸を通して、ボタンの穴4カ所を固定するように留めました。マジでむず!と思いながらやりました。

 

 

でも外から見たら変に盛り上がったりしていないのでセーフでしょうか。

こうやって少しずつ、自分にとっての「やりにくい」「着にくい」をクリアして、着物のハードルを下げることも大切ですよね。

 

 

 

とあるマンガで、「実力ってなんだ?」という質問に対して「実力とは結果だ」という答えがありました。

ひとつの壁をクリアする、結果を出すのに努力が届かないのであれば、壁に届くよう手前にレンガの階段を積み上げて、それをひとつひとつ登っていく、小さな結果を積み上げていくと大きな壁を超えられて、いつの間にかそれが自分の実力になっているという話でした。

 

着物はそういう意味で実力をつけやすいんじゃないかなと思っています。

こういった「スナップボタンをひとつ付ける」みたいな作業が大量にあり、自分のやりやすさを追求していくといつの間にか上手に着られるようになっている。見た目の印象が変わっているって大きな変化ですしね。

 

 

 

 

 

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